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文献詳細

雑誌文献

検査と技術29巻9号

2001年08月発行

文献概要

検査じょうほう室 免疫:日常検査の中での新発見

ラテックス粒子の凝集?—TP抗体測定法

著者: 片川一之1

所属機関: 1横須賀共済病院中央検査科

ページ範囲:P.1116 - P.1117

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はじめに
 現在では多くの測定法に免疫反応が用いられている.この反応は感度,特異性ともに優れているが,時として検体中に存在するさまざまな物質により,非特異反応の起こることが指摘されている1,2).梅毒検査における梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum;TP)に対する抗体検査は用手法である梅毒トレポネーマ感作血球凝集(Treponema pallidum hemagglutination;TPHA)法が主流であったが,近年,迅速で簡便な汎用自動分析装置を用いたラテックス免疫比濁法が普及してきた.われわれはラテックス免疫比濁法を用いたTP抗体測定について検討し報告3)してきたが,今回は非特異反応を中心に解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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