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マスターしよう基本操作
動物の採血法
著者: 鈴木潔1
所属機関: 1東大・医科学研究所
ページ範囲:P.41 - P.45
文献購入ページに移動 採血方法は動物種,血液量,採血後の動物の生死などの条件によって異なるが,いずれにしても動物をしっかり固定し,確実に採血するよう心がけねばならない.固定が悪いと動物が暴れて,血液を採取する前に死亡することがある.
注射器使用の場合は,空気のもれるものは十分採血ができなかったり,溶血を起こすので,内筒と外筒のすり合わせのよいものを選び,注射針はよく切れるものを用いることが必要である.採取した血液を試験管に移す時には,必ず針をはずし,注射筒の先端を試験管の内壁につけて行い,けっして血液を泡立てないように細心の注意をはらわねばならない.
注射器使用の場合は,空気のもれるものは十分採血ができなかったり,溶血を起こすので,内筒と外筒のすり合わせのよいものを選び,注射針はよく切れるものを用いることが必要である.採取した血液を試験管に移す時には,必ず針をはずし,注射筒の先端を試験管の内壁につけて行い,けっして血液を泡立てないように細心の注意をはらわねばならない.
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