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技術講座 血液
好中球アルカリホスファターゼ染色
著者: 秋山淑子1
所属機関: 1東大病院中検
ページ範囲:P.62 - P.63
文献購入ページに移動 白血球にアルカリ側に至適pHのあるホスファターゼ,すなわちアルカリホスファターゼ(以下Al-Pと略す)活性のあることは古くから研究され,動物の種類によって,また同一個体でも白血球の種類によって酵素活性の異なることが知られている.ヒトの末梢白血球では好中球だけが酵素活性を有しているが,細胞の成熟度によって活性も異なり,幼若な白血球では証明されない(後骨髄球の時期になってはじめて活性が認められるようになる).
Al-P染色が注目されるようになったのは,慢性骨髄性白血病(CML)の好中球Al-P活性が著しく低下することから,CMLの診断上,不可欠の検査の一つとなってきたからである.
Al-P染色が注目されるようになったのは,慢性骨髄性白血病(CML)の好中球Al-P活性が著しく低下することから,CMLの診断上,不可欠の検査の一つとなってきたからである.
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