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文献詳細

雑誌文献

検査と技術3巻10号

1975年10月発行

技術講座 生化学

尿素窒素

著者: 片山善章1

所属機関: 1阪大病院中検

ページ範囲:P.55 - P.60

文献概要

 尿素窒素の定量法を原理的に分類すると,表1に示したごとく,直接,尿素とα-ジケトン,キサントヒドロール,p-ジメチルベンズァルデヒドとの反応を利用する方法,及び尿素に対する特異酵素であるウレアーゼ(aminodohydrolase,EC, 3.5.1.5)の加水分解作用によって,遊離したアンモニアを測定する方法に大別される.従って,前者を直接定量法といい,後者を間接定量法ということができる.
 これらの方法のうち,現在,臨床検査に頻繁に利用されている方法は,直接定量法ではジアセチルモノオキシム法,間接定量法では,大部分がurease-Berthelot法(urease-indophenol法)であるが,その他の方法も利用されている.最近ではウレアーゼ電極法の普及しつつあるのが注目される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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