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技術講座 血液
プロトロンビン時間
著者: 馬場百合子1
所属機関: 1東京医大病院中検
ページ範囲:P.58 - P.60
文献購入ページに移動1.原理
プロトロンビン(第Ⅱ因子)は十分の組織トロンボプラスチン,第Ⅴ因子,第Ⅶ因子,第Ⅹ因子,カルシウムによりトロンビンに活性化し,フィブリノゲンをフィブリンにする.従って図1に示したごとく,第Ⅰ因子(フィブリノゲン),第Ⅱ因子(プロトロンビン),第Ⅴ因子,第Ⅶ因子,第Ⅹ因子,などの影響を受ける.
これらが外因系の反応系であり,プロトロンビン時間はこれらの凝血因子が低下,欠乏,あるいは質的異常などにより延長する.その他に抗トロンビン,抗組織トロンボプラスチンの存在によっても延長する.
プロトロンビン(第Ⅱ因子)は十分の組織トロンボプラスチン,第Ⅴ因子,第Ⅶ因子,第Ⅹ因子,カルシウムによりトロンビンに活性化し,フィブリノゲンをフィブリンにする.従って図1に示したごとく,第Ⅰ因子(フィブリノゲン),第Ⅱ因子(プロトロンビン),第Ⅴ因子,第Ⅶ因子,第Ⅹ因子,などの影響を受ける.
これらが外因系の反応系であり,プロトロンビン時間はこれらの凝血因子が低下,欠乏,あるいは質的異常などにより延長する.その他に抗トロンビン,抗組織トロンボプラスチンの存在によっても延長する.
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