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技術講座 生理
シグナルとノイズ・17
著者: 村崎義紀1 根岸勇1 石山陽事2
所属機関: 1慈大病院中検 2虎の門病院生理学科
ページ範囲:P.72 - P.74
文献購入ページに移動石山 一見してこの速いノッチ様の波がアーティファクトであることがわかります.しかし,これがいったい何によるかは難しいですね.
全体に非常に速いスパイク状の波が同じような振幅で出てきた場合考えられることの1つは歯による影響です.たとえば入れ歯の金歯がぶつかり合って速いノッチ状の波が全チャンネル,特に単極誘導に出現することがよくあります.もう1つ脳波計の誘導コードの差し込みジャックが何かの拍子に揺れ,全体が接触不良みたいな形で入ってくることがあります.もし患者さんが動いたためならば,どこかの誘導に限局して大きく筋電図様の波が混入してきます.
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