文献詳細
最近の検査技術
文献概要
ここ数年の臨床検査の自動化の進歩には目をみはるものがある.Skeggsによって考案された,いわゆるフロー方式の自動分析装置が,テクニコン社の製品オートアナライザーとして米国の市場に発売されたのは1957年であった.それから約10年間はテクニコン社の独壇場であったが,その後は,いわゆるディスクリート方式(ピックアップ方式ともいう)の自動分析装置が,テクニコン社以外の多くのメーカーから発売され,これらを網羅する表を作ろうとすれば,たぶん20社の,数十種の製品を並べてもなお不十分ということができるであろう.日本国内でさえ,日立,オリンパス,東芝がそれぞれ2〜3機種を発売しており,病院,検査センターなどで広く用いられている.
掲載誌情報