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文献概要
実習日誌
衛生研究所での実習も経験して
著者: 荒井久子12
所属機関: 1栃木県臨床検査技師学校 2現:栃木県衛生研究所
ページ範囲:P.48 - P.48
文献購入ページに移動 私たちの校外実習は,6月3日から翌年の2月15日までおよそ7か月間行われた.2人ずつ組んで,市内の2つの病院と衛生研究所を回るのである.不安だらけで幕開いた実習も,始まってみればあっけなかったような気がする.この間に何を学んだのだろうか.病院での実習と衛生研究所での実習,また校外実習と学校での実習とを,それぞれ比べながら考えてみたいと思う.
病院での実習,何といってもここでの一番の特徴は,患者が実際にいるということではないかと思う.学校における実習では,それほど患者を意識しなかった.が,ここではどうしても意識せざるを得ない.特に血液,生理においては,患者と直接接するのである.泣く子どももいる.血管がよく分からない人もいる.心電図をとる時,決まった位置から誘導できない場合もある.もちろん授業でも,患者の扱い方や心理状態その他について学んだ.しかし,"百聞は一見にしかず"である.教科書からの知識をふまえたうえでの,臨機応変な態度が大切だということを強く感じた.そして検査するうえで,患者に説明するということがどんなに大切であるかということも.
病院での実習,何といってもここでの一番の特徴は,患者が実際にいるということではないかと思う.学校における実習では,それほど患者を意識しなかった.が,ここではどうしても意識せざるを得ない.特に血液,生理においては,患者と直接接するのである.泣く子どももいる.血管がよく分からない人もいる.心電図をとる時,決まった位置から誘導できない場合もある.もちろん授業でも,患者の扱い方や心理状態その他について学んだ.しかし,"百聞は一見にしかず"である.教科書からの知識をふまえたうえでの,臨機応変な態度が大切だということを強く感じた.そして検査するうえで,患者に説明するということがどんなに大切であるかということも.
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