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技術講座 病理
検体の処理法・11—造血臓器
著者: 河又國士1
所属機関: 1中央鉄道病院中検
ページ範囲:P.68 - P.69
文献購入ページに移動 造血に関与する主な臓器組織には,骨髄をはじめ,リンパ節,脾臓,肝臓(特に胎生期)などがある.このうち病理組織学的検索のための検体の取り扱いで特に注意を要するものは骨髄である.骨髄はリンパ節や脾臓などと異なり,多量の血液成分を含有し特に骨髄穿刺(bonemarrow aspiration)により得られた検体は液状成分が大半を占める.また骨髄組織の検索には,血液学的知見をふんだんに駆使し総合的に判断する関係で,検体の処理に当たる技師も血液学の概要を知る必要がある.
紙面の都合で今回は骨髄を中心にしたが,骨髄以外のリンパ節,脾臓,肝臓については,他の実質臓器の検体処理方法とほとんど同一である.またこれらの針生検(needle biopsy)については9月号に山内が記載しているので,重複を避け要点のみとする.
紙面の都合で今回は骨髄を中心にしたが,骨髄以外のリンパ節,脾臓,肝臓については,他の実質臓器の検体処理方法とほとんど同一である.またこれらの針生検(needle biopsy)については9月号に山内が記載しているので,重複を避け要点のみとする.
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