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病気のはなし
白血病
著者: 小沼宗心1 大橋辰哉1
所属機関: 1東大第1内科
ページ範囲:P.10 - P.16
文献購入ページに移動 白血病は,白血球系統の腫瘍性増殖を来す病気で,近年非常に増えてきた悪性腫瘍のひとつである.日本の頻度を,死亡率の年次変化でみると,1947年には人口10万対死亡率は1.1であったが,1971年には,人口10万対死亡率は3.4となり,3倍以上に増加している.この傾向は,日本のみでなく,世界的な傾向である.
性別では男がやや多く,年齢別では2つのピークがあり,0〜4歳の小児期と45歳以上の壮老年期に頻度が高い.
性別では男がやや多く,年齢別では2つのピークがあり,0〜4歳の小児期と45歳以上の壮老年期に頻度が高い.
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