文献詳細
文献概要
病気のはなし
シモンズ病
著者: 屋形稔1
所属機関: 1新潟大,中検部
ページ範囲:P.6 - P.11
文献購入ページに移動シモンズ病とは
シモンズ病というのは,また汎下垂体機能低下症とも呼ばれてきたものであるが,現在は,より広く視床下部性の病変も伴ったものを指している.
図(8ページ)に示すように,下垂体前葉に高度の障害があり,前葉ホルモン(ゴナドトロピン;GTH,プロラクチン;PRL,甲状腺刺激ホルモン;TSH,副腎刺激ホルモン;ACTH,色素細胞刺激ホルモン;MSH,成長ホルモン;GH)の大部分にわたって分泌の低下や欠落を来し,それによる標的器官(target organ)の委縮や,全身性の代謝異常を来し,種々の症状を現す病気をいう.
シモンズ病というのは,また汎下垂体機能低下症とも呼ばれてきたものであるが,現在は,より広く視床下部性の病変も伴ったものを指している.
図(8ページ)に示すように,下垂体前葉に高度の障害があり,前葉ホルモン(ゴナドトロピン;GTH,プロラクチン;PRL,甲状腺刺激ホルモン;TSH,副腎刺激ホルモン;ACTH,色素細胞刺激ホルモン;MSH,成長ホルモン;GH)の大部分にわたって分泌の低下や欠落を来し,それによる標的器官(target organ)の委縮や,全身性の代謝異常を来し,種々の症状を現す病気をいう.
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