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文献詳細

雑誌文献

検査と技術3巻6号

1975年06月発行

文献概要

病気のはなし

シモンズ病

著者: 屋形稔1

所属機関: 1新潟大,中検部

ページ範囲:P.6 - P.11

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シモンズ病とは
 シモンズ病というのは,また汎下垂体機能低下症とも呼ばれてきたものであるが,現在は,より広く視床下部性の病変も伴ったものを指している.
 図(8ページ)に示すように,下垂体前葉に高度の障害があり,前葉ホルモン(ゴナドトロピン;GTH,プロラクチン;PRL,甲状腺刺激ホルモン;TSH,副腎刺激ホルモン;ACTH,色素細胞刺激ホルモン;MSH,成長ホルモン;GH)の大部分にわたって分泌の低下や欠落を来し,それによる標的器官(target organ)の委縮や,全身性の代謝異常を来し,種々の症状を現す病気をいう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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