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文献概要
技術講座 生化学
GOT,GPT
著者: 堀田勝弘1
所属機関: 1守口臨床化学研究所
ページ範囲:P.58 - P.65
文献購入ページに移動 GOT,GPT*が臨床検査とかかわり合いを持つようになったのは,1954年にLaDue,Wroblewski,そしてKarmenら1)によって発表された有名な論文である.その内容は急性心筋硬塞発作時の血清トランスアミナーゼの著明な上昇及びその後の急速な消失についてである.それ以降のKarmenらのGOT,GPTに関する一連の論文が本酵素の臨床検査への糸口になったのみならず,臨床化学における臨床酵素学の隆盛を招く礎となった.
本稿は血清のGOT,GPTの測定について述べ,内容は自動分析法も含め,一般に利用度の高い測定法を中心にして,その他は文献紹介程度にとどめたい.測定法については特徴及び問題点を主とし,テクニックの細部については文献を参照されたい.
本稿は血清のGOT,GPTの測定について述べ,内容は自動分析法も含め,一般に利用度の高い測定法を中心にして,その他は文献紹介程度にとどめたい.測定法については特徴及び問題点を主とし,テクニックの細部については文献を参照されたい.
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