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文献詳細

雑誌文献

検査と技術3巻7号

1975年08月発行

文献概要

特集 必修 日常検査の実技 血液

出血時間

著者: 藤巻道男1

所属機関: 1東京医大臨床病理

ページ範囲:P.37 - P.37

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皮膚毛細血管を穿刺して,その出血が自然に止まるまでの時間を出血時間という.これに影響を及ぼす因子は毛細血管機能,組織収縮力,血小板数と機能などである.血小板は小血管の損傷部の露出した膠原線維に粘着し凝集して血小板血栓を形成するが,血小板数の減少や質の異常として粘着・凝集の不良の場合には血小板血栓を形成し難い.出血時間の延長は血小板減少症,血小板機能異常症(血小板無力症,血小板病症),線溶亢進時(プラスミン,FDPの出現),von Willebrand病などの場合である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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