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特集 必修 日常検査の実技 血液
プロトロンビン時間
著者: 藤巻道男1
所属機関: 1東京医大臨床病理
ページ範囲:P.38 - P.38
文献購入ページに移動被検血漿に組織トロンボプラスチンとカルシウムを添加して,その凝固時間を測定する方法である.これに影響を及ぼす因子としては第Ⅰ(フィブリノゲン),第Ⅱ(プロトロンビン),第Ⅴ,第Ⅶ,第Ⅹ因子であり,その異常はこれらの因子の欠乏,機能異常,抗凝血素などによる場合である.臨床上PTの延長する場合は先天性,症候性として肝機能障害,ビタミンK吸収障害,抗凝血薬療法,血栓症(DIC),抗凝血素などである.
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