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文献詳細

雑誌文献

検査と技術3巻7号

1975年08月発行

文献概要

特集 必修 日常検査の実技 血清

CRP

著者: 上尾八郎1

所属機関: 1京大病院中検

ページ範囲:P.46 - P.47

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C反応性タンパク(C reactive protein)の略称である.CRPは一般に体内で活動性炎症を来している疾患,あるいは退行性病変が進行している際に,ヒト血中に出現する特殊な病的タンパクである.通常の検査法では健康人には認められないので,CRPを検出することにより,上記疾患の推移や治療効果の判定などに利用される.CRPの検査法の原理は,ヒトのCRPを純粋に取り出し,このCRPでウサギを免疫して抗CRP血清を作り,この抗CRP血清と患者血清を接触させて,患者血清中のCRPを検出するというものである.沈降反応(毛細管法),ラテックス凝集反応(スライド法),一元免疫拡散法(プレート法)などの検出法がある.本文では,一般検査室で多く用いられている毛細管法の測定技術について図説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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