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技術講座 生理
シグナルとノイズ・15
著者: 石山陽事1 近藤美佐子2 根岸勇2
所属機関: 1虎の門病院生理学科 2慈大病院中検
ページ範囲:P.69 - P.70
文献購入ページに移動近藤 肢誘導の ⅠとⅡ,aVRに一見して期外収縮らしい波形が見られます.しかしこれはR-R間隔,QRS時間,心房拍数から考えてそういった類ではないと思います.
胸部は,V1からV6まで四肢誘導と同じような波形が混入していますが,胸部全体の波形の揺れは,四肢誘導が原因しているものと思われますので,四肢誘導のⅠとⅡ,R,aVRから考えて,四肢誘導の右手のネジのゆるみが原因ではないかと思います.胸部の波形の揺れは結合電極の理論から考えて胸部に入ってきたものと思います.肢誘導の波高値も正常例と比べて大きい変化はありませんので,右手のハサミ導子のネジがゆるんでいたのではないかと考えます.
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