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文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻10号

2002年09月発行

文献概要

増刊号 誰でもわかる遺伝子検査 Ⅱ.各論—遺伝子検査はどういうときに必要なのか 2.技術編—遺伝子検査を活用するための知識

1)核酸検査における前処理・核酸抽出—感染症遺伝子検査を中心に

著者: 増川敦子1 宮地勇人2

所属機関: 1東海大学医学部附属病院臨床検査科 2東海大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.930 - P.934

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はじめに
 近年,遺伝子検査は,感染症検査を中心として測定の簡易キット化や自動化1)が進み,日常検査として定着してきた.遺伝子検査は,感染症や悪性腫瘍など多くの疾患の診断および治療の遂行において,その重要性を増している.確定診断につながる遺伝子検査の精度の高い測定には,測定工程自体とともに,サンプリングや検体処理など測定前の工程が重要とされる.遺伝子検査における前処理工程は,煩雑な用手操作を必要とし,特に感染症の核酸検査では,多様な検体種を検査材料とするため,測定結果に大きく影響する.
 本稿では,感染症の核酸検査における検体前処理・抽出工程について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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