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文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻10号

2002年09月発行

文献概要

増刊号 誰でもわかる遺伝子検査 Ⅱ.各論—遺伝子検査はどういうときに必要なのか 2.技術編—遺伝子検査を活用するための知識 2)増幅法

(2)その他の増幅法

著者: 川口竜二1

所属機関: 1株式会社エスアールエル,ゲノム研究開発室

ページ範囲:P.939 - P.943

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はじめに
 遺伝子検査において微量遺伝子を増幅(あるいは増感)して測定することは,少量しか採取できない貴重な臨床材料を扱う分野では不可欠である.ポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction;PCR)法が臨床検査分野へもたらした成功例にならって,さまざまな核酸増幅法が開発されてきた.PCR以外の遺伝子増幅・増感法について,いくつか研究開発がなされ,また実用化されている.ここではそれらの方法の原理や特徴などについて述べる.高感度測定には,標的DNAそのものを検出レベルまで複製する「ターゲット増幅法」,ターゲットに結合するプローブを複製する「プローブ増幅法」およびプローブに標識したシグナルを増幅する「シグナル増幅法」があり,いずれも実用化されている(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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