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文献概要
増刊号 誰でもわかる遺伝子検査 Ⅱ.各論—遺伝子検査はどういうときに必要なのか 2.技術編—遺伝子検査を活用するための知識 3)分析法/解析法
(7)キャピラリー電気泳動法
著者: 田渕眞理12 馬場嘉信13
所属機関: 1徳島大学薬学部薬品物理化学教室 2科学技術振興事業団 3科学技術振興事業団CREST研究
ページ範囲:P.972 - P.975
文献購入ページに移動文明の進歩は“ゲル電気泳動”から試薬・検体量が少量で,手間・時間のかからない“キャピラリー電気泳動”へと移行した(10分程度で分離).さらに,大型(数十cm四方)のキャピラリー電気泳動装置と数十cm長のキャピラリーから,小型(ハードディスクサイズ)である“マイクロチップ電気泳動”装置が出現し,数cm長のチャンネルの中で,より簡易で高速に(数十秒での分離)電気泳動が行えるようになってきた.これらの方法を用いれば,従来のように手間ひまかけたゲル電気泳動を行わずに,遺伝子解析をスピーディーに行うことができる(図1).
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