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文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻10号

2002年09月発行

増刊号 誰でもわかる遺伝子検査

Ⅱ.各論—遺伝子検査はどういうときに必要なのか 3.応用編—遺伝子検査を利用する 1)感染症

(6)ヒトパピローマウイルス

著者: 久保田武美1 田口雄史1 野島美知夫1

所属機関: 1順天堂大学浦安病院産婦人科

ページ範囲:P.1021 - P.1023

文献概要

臨床におけるヒトパピローマウイルス(human papillomavirus;HPV)の概要
 HPVは現在までに数十種の型が同定されており,そのうちの多くは皮膚に感染しウイルス性疣贅(ゆうぜい)などの原因となる.そのほかは尖圭コンジローマや子宮頸部前癌病変ないし子宮頸癌の原因となる.
 これらの性器病変のうち,尖圭コンジローマの場合は主としてHPVの6,11型感染により,また子宮頸部前癌病変や子宮頸癌の原因ウイルスと考えられているものは16型をはじめとする悪性型のHPVによる.これら性器への感染は性交あるいはその類似行為による,いわゆる性感染である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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