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文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻10号

2002年09月発行

文献概要

増刊号 誰でもわかる遺伝子検査 Ⅱ.各論—遺伝子検査はどういうときに必要なのか 3.応用編—遺伝子検査を利用する 1)感染症

(7)抗酸菌

著者: 小松方1 相原雅典1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院臨床病理部

ページ範囲:P.1024 - P.1028

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はじめに
 CDC(米国疾病管理予防センター)は結核検査に携わる関係者とその施設に3つの勧告を行った.すなわち①抗酸菌の塗抹検査は検体が採取されてから24時間以内にその結果を臨床医へ報告すること,②結核菌の分離,同定結果は10〜14日以内に報告すること,③薬剤感受性試験の結果は15〜30日以内に報告することである.本稿で述べる遺伝子検査は②項の結核菌の迅速同定に大きく関係する.ここでは高価であるが感度,特異度および迅速性に優れた本検査法をいかなる場合に臨床検査として活用すべきかを解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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