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増刊号 誰でもわかる遺伝子検査 Ⅱ.各論—遺伝子検査はどういうときに必要なのか 3.応用編—遺伝子検査を利用する 2)悪性腫瘍
Ⅱ.各論—3.応用編—2)悪性腫瘍で用いられる用語の解説
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ページ範囲:P.1064 - P.1065
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抗原が抗体と結合する部分は免疫グロブリンの超可変部分であり,抗原構造に対して相補的な構造をとっている.そのためこの部分は相補性決定領域(Complementarity determining region;CDR)と呼ばれ,個々のB細胞間で多様性に富んでいる.この中でも最も多様性に富むのはCDR3領域であるため,この部分にプライマーを設定してPCRを行うことにより,B細胞集団が単クローン性か多クローン性かを識別する指標として利用される.
抗原が抗体と結合する部分は免疫グロブリンの超可変部分であり,抗原構造に対して相補的な構造をとっている.そのためこの部分は相補性決定領域(Complementarity determining region;CDR)と呼ばれ,個々のB細胞間で多様性に富んでいる.この中でも最も多様性に富むのはCDR3領域であるため,この部分にプライマーを設定してPCRを行うことにより,B細胞集団が単クローン性か多クローン性かを識別する指標として利用される.
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