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コラム
2;5転座
著者: 深川智美1
所属機関: 1東海大学医学部臨床検査医学
ページ範囲:P.1106 - P.1106
文献購入ページに移動 t(2;5)(p23;q35)は,ki-1(CD30)抗原が陽性となる未分化大細胞性リンパ腫で40〜60%に認められる.臨床症状は,末梢リンパ節腫脹や発熱を初発症状とすることが多く,皮膚病変,軟部組織,消化管を原発巣とすることもある.若年者に多く,予後は非ホジキン(Hodgkin)リンパ腫のなかでは比較的よい.t(2;5)(p23;q35)において2p23上のALK(anaplastic lymphoma kinase)遺伝子と5q35上のNPM(nucleo phosmin)遺伝子が結合したキメラ遺伝子を形成する.2p23の異常はT細胞性腫瘍に多く認められる.
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