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文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻10号

2002年09月発行

文献概要

コラム

3q27転座

著者: 増川敦子1

所属機関: 1東海大学医学部附属病院臨床検査科

ページ範囲:P.1126 - P.1126

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病態と意義
 3q27を含む染色体転座,BCL6遺伝子の再構成が約40%に認められる.3q27上には,転写因子BCL6遺伝子が存在しt(3;14)(q27;q32),t(2;3)(p12;q27),t(3;22)(q27;q11)の転座により,それぞれ14q32に位置する免疫グロブリンH鎖(IgH)遺伝子,2p12上のIgL鎖のκ鎖,22q11上のλ鎖遺伝子と結合し,BCL6蛋白質発現が増加し腫瘍化する.AIDSで発症したびまん性リンパ腫の約20%にBCL6遺伝子の再構成が認められる報告がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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