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文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻10号

2002年09月発行

文献概要

増刊号 誰でもわかる遺伝子検査 Ⅱ.各論—遺伝子検査はどういうときに必要なのか 5.遺伝子検査の今後の展望

Ⅱ.各論—5.遺伝子検査の展望で用いられる用語の解説

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ページ範囲:P.1169 - P.1169

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CYP(チトクロームP450)[Ⅱ.-5.,1179ページ]
 1962年に大村・佐藤により初めて記載されたヘム蛋白質で,肝の薬物酸化反応の主役である.ヒト肝のCYPは多数の分子種から成るが,CYP1A2,CYP2A6,CYP2B6,CYP2C8,CYP2C9,CYP2C19,CYP2D6,CYP2E1,CYP3A4が薬物やアルコールの代謝に関与する分子種である.CYP2B6以外では遺伝的多型が報告されているが,2C9,2C19,2D6の多型は特に臨床的に重要である.現在もCYPのSNPに関する情報は日々更新されていて,その情報はhttp://www.imm.ki.se/CYPalleles/で参照できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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