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技術講座 免疫
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新しい知見
従来の生化学自動分析装置を利用した免疫比濁法によるC反応性蛋白(C-reactive protein;CRP)の測定精度は,0.2〜0.3mg/dl付近と考えられ,低濃度域での測定には不向きであった.しかし,BNシステムを用いた高感度CRP(high-sensitivity CRP;hs-CRP)測定法は,検出限界が0.02mg/dl,0.1mg/dlでの再現性がCV3.0%以下の精度を有しており,この方法を利用して,冠動脈疾患の予知因子としてCRPを測定することが有用であることが最近示された.このことにより多くの検査室でCRP高感度測定が実施されるようになり,これからの臨床応用に期待される測定法となっている.
従来の生化学自動分析装置を利用した免疫比濁法によるC反応性蛋白(C-reactive protein;CRP)の測定精度は,0.2〜0.3mg/dl付近と考えられ,低濃度域での測定には不向きであった.しかし,BNシステムを用いた高感度CRP(high-sensitivity CRP;hs-CRP)測定法は,検出限界が0.02mg/dl,0.1mg/dlでの再現性がCV3.0%以下の精度を有しており,この方法を利用して,冠動脈疾患の予知因子としてCRPを測定することが有用であることが最近示された.このことにより多くの検査室でCRP高感度測定が実施されるようになり,これからの臨床応用に期待される測定法となっている.
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