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文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻11号

2002年10月発行

検査データを考える

血中ジゴキシン濃度測定での異常高値

著者: 安本龍馬1 赤星透2 鳥井晋造3

所属機関: 1北里大学病院臨床検査部 2北里大学医学部臨床検査診断学 3北里大学医学部胸部外科

ページ範囲:P.1243 - P.1249

文献概要

はじめに
 ジゴキシンは心疾患に用いられる薬剤の1つである.その有効治療域は,0.8〜2.0ng/mlと狭く,また中毒発現域と有効治療域が一部重なっており,患者によっては上記有効治療域内であったとしても中毒症状を呈する場合がある.このことから,ジゴキシンはTDM(therapeutic drugmonitoring,治療薬物濃度モニタリング)が必要な薬剤であるといえる.
 *薬物濃度を測定し,その濃度を基に最も適した薬剤の用法・用量(使用量,使用間隔)などを決定して,適正な薬物治療を実施すること.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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