icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻11号

2002年10月発行

文献概要

二級臨床病理技術士実技試験のポイント

緊急臨床検査士

著者: 三宅一徳1

所属機関: 1順天堂大学医学部臨床病理学

ページ範囲:P.1250 - P.1252

文献購入ページに移動
I.「緊急臨床検査士」実地試験の特徴
 「緊急臨床検査士」認定試験(以下,緊急試験)の試験範囲は,迅速な診断・治療に直接かかわる緊急検査全般である.実地試験でも,一般,血液学,生化学,輸血・血清学,生理機能の各分野が出題される.ある年度の実地試験の概略を表1に示した.緊急試験は,このように広範な分野の検査技術についての習熟が問われるのが特徴である.
 さらに,緊急試験では,実地試験を通じてもう1つ重要な点が評価される.それは,患者さんの生命に直接かかわる検査結果の異常をみたとき,それを的確に指摘し,適切な情報を依頼医師に提供できるか,という点である.したがって,緊急検査の各項目がどのような目的,意義で測定されているのか,という点についても知識を十分整理しておく必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?