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文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻11号

2002年10月発行

文献概要

検査じょうほう室 生化学:おさえておきたい生化学の知識

健康集団で認められる高HDL血症

著者: 三井田孝1

所属機関: 1新潟大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.1258 - P.1260

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はじめに
 高比重リポ蛋白(high density lipoprotein;HDL)は,末梢組織のコレステロールを肝へ運ぶコレステロール逆転送系で中心的役割を果たす.低HDL血症では,冠動脈疾患発症の危険が有意に高まる.低HDL血症は,日米ともHDL-C(highdensity lipoprotein-cholesterol)が40mg/dl未満と定義される1,2).一方,高HDL血症の臨床的意義や診断基準については,コンセンサスが得られていない.本稿ではHDL代謝について概説し,高HDL血症の原因と臨床的意義について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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