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B型肝炎ウイルス外被抗原(HBs抗原)検出用試薬の再点検
著者: 水落利明1
所属機関: 1国立感染症研究所血液・安全性研究部
ページ範囲:P.1360 - P.1363
文献購入ページに移動はじめに
わが国では,全人口の約1%(100〜150万人)がHBV(hepatitis B virus, B型肝炎ウイルス)キャリアであると推定されており,B型肝炎の迅速かつ適確な診断は医療および公衆衛生上非常に重要である.HBVキャリアの診断に関しては,一次スクリーニングとしての血清学的診断法としてB型肝炎ウイルス外被抗原(HBs抗原)の検出が広く用いられている.HBs抗原の検出を目的とする体外診断用医薬品(以下「HBs抗原検査薬」)は,これまでに40種類以上の製品が厚生省(現厚生労働省)の認可を受けて市販され臨床現場で使用されている.国立感染症研究所(以下「感染研」)は2001年に,現在国内で販売されているすべてのHBs抗原検査薬について性能再点検を行った.本稿ではその概要を述べる.
わが国では,全人口の約1%(100〜150万人)がHBV(hepatitis B virus, B型肝炎ウイルス)キャリアであると推定されており,B型肝炎の迅速かつ適確な診断は医療および公衆衛生上非常に重要である.HBVキャリアの診断に関しては,一次スクリーニングとしての血清学的診断法としてB型肝炎ウイルス外被抗原(HBs抗原)の検出が広く用いられている.HBs抗原の検出を目的とする体外診断用医薬品(以下「HBs抗原検査薬」)は,これまでに40種類以上の製品が厚生省(現厚生労働省)の認可を受けて市販され臨床現場で使用されている.国立感染症研究所(以下「感染研」)は2001年に,現在国内で販売されているすべてのHBs抗原検査薬について性能再点検を行った.本稿ではその概要を述べる.
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