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文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻13号

2002年12月発行

文献概要

オピニオン

臨床検査技師の活性化

著者: 今西昭雄1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学附属青戸病院中央検査部

ページ範囲:P.1376 - P.1376

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 臨床検査技師の活性を高めるには,臨床検査の知識・技能の向上のみならず,各個人が備えている能力を高める意識改革が肝要である.能力を高めるには,理解力,表現力,決断力(判断力),総合企画力,渉外力の高揚と積極性,責任性,協調性,原価意識などを保持し業務改善への取り組み,業務目標に対して達成することへの強い意志と耐忍力とが求められる.
 当然のことではあるが,経験年数,等級,役職位などによりその難易度は異なる.しかし,基本的には自己啓発とチャレンジ精神を保持しそれを実現しようとするか否かにより活性化の高揚が左右される.目標は上位等級に設定し,達成することが必要である.与えられた業務や職務のみを漫然と下位等級業務のレベルのままで行っていたのでは活性化向上につながらない.すなわち,目標・問題意識を持ち,現状を科学的に分析し,目標達成のために,計画・実行・統制・修正をそれまでの教訓を盛り込む,上向きスパイラルの形で行い,つねに業務改善や新しい発想やアイデアを考え,何事にもチャレンジする姿勢がなくては目標達成がなされないばかりか活性化の向上などありえないものと考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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