icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻13号

2002年12月発行

技術講座 免疫

栄養アセスメント蛋白の測定法—アルブミン,トランスフェリン,トランスサイレチン,レチノール結合蛋白

著者: 日髙宏哉1 戸塚実1

所属機関: 1信州大学医学部附属病院臨床検査部

ページ範囲:P.1377 - P.1382

文献概要

新しい知見
 栄養アセスメント蛋白測定の必要性:増大する医療費削減を目標にして1983年に米国ではDRG/PPS,すなわちDRG(diagnosis related group,疾患別関連群);疾患別に患者分類することと,PPS(prospective payment system,包括支払方式);実際にかかった額にかかわらず,一定の診断名や状態に対してのひとまとまりの医療行為に一定の診療費が支払われるシステムが導入された.DRG/PPSによる医療の効率化と質の向上を図るため,在院日数の見直しが行われた結果,術後患者および一般入院患者の栄養状態の悪化に伴う感染症や合併症の発症が原因の1つとされた.そこで,患者の栄養状態の把握と経過観察するために,感度や精度がよい栄養アセスメント蛋白の測定が見直されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら