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文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻13号

2002年12月発行

文献概要

検査じょうほう室 生理:心電図検査のスキルアップ

心房細動に隠れた不整脈を読む

著者: 土居忠文1

所属機関: 1高知医科大学附属病院検査部

ページ範囲:P.1424 - P.1425

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心房細動とは
 心房細動は,心房各部が1分間に350〜600の頻度でしかも無秩序に興奮し,それが心室に伝わると速くて不規則なリズムを形成する絶対性不整脈の状態をいいます.心房細動の発生機序は,心房の受攻期に入ったインパルスにより引き起こされ,心房の小部分における不均一,不規則なリエントリーにより維持されるという考えかたがあります.心房細動の心電図診断は,典型例ではさほど難しくありませんが,心房細動に隠れた不整脈の診断には注意深い判読が必要です.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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