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文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻3号

2002年03月発行

文献概要

技術講座 免疫

ヒスタミン遊離試験

著者: 伊藤節子1

所属機関: 1同志社女子大学生活科学部

ページ範囲:P.235 - P.241

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新しい知見
 アレルギー疾患における原因抗原の同定は治療を行ううえで不可欠なプロセスである.抗原診断には,詳しい問診により原因と推定された抗原に対する特異的な免疫反応の証明と,その抗原回避による症状の消失ないし改善,および誘発試験または負荷試験による症状の再出現の確認が必要である.ヒスタミン遊離試験は好塩基球上の抗原特異IgE抗体に抗原を反応させることにより遊離されるヒスタミンを測定するものであり,in vitroの検査でありながら,単に血清中のアレルゲン特異IgE抗体を測定するのに比べてより生体に近い反応として,抗原診断における有用性が期待されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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