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技術講座 生化学
カテコールアミンの測定
著者: 眞重文子1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.261 - P.267
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臨床検査におけるカテコールアミンの測定は,全自動カテコールアミン分析計の供給によって,簡便・高精度に実施できるようになった.今や,第2世代全自動分析計の時代である.この改良型は,「3バルブ/3カラム」方式の新カラムスイッチング方式を取り入れ,薬物干渉の低減を図り,ポストラベル反応条件と蛍光検出器に改良を加え血漿中ドーパミンも十分測定できるように改良している.同じ反応原理をプレカラム誘導体化法で採用して15分で分析できるスピードタイプ自動分析計も供給されている.
一方,組み合わせタイプのHPLC(high performance liquid chromato graphy)では,除蛋白機能とカチオン交換機能を有する前処理カラムとセミミクロカラムを用いたHPLC法が注目されている.このセミミクロカラム法は,分析時間が短い,ピークの理論段数が高い(シャープであり),高感度である,さらに容離液が少なくてすむという優れた性質を有している.
臨床検査におけるカテコールアミンの測定は,全自動カテコールアミン分析計の供給によって,簡便・高精度に実施できるようになった.今や,第2世代全自動分析計の時代である.この改良型は,「3バルブ/3カラム」方式の新カラムスイッチング方式を取り入れ,薬物干渉の低減を図り,ポストラベル反応条件と蛍光検出器に改良を加え血漿中ドーパミンも十分測定できるように改良している.同じ反応原理をプレカラム誘導体化法で採用して15分で分析できるスピードタイプ自動分析計も供給されている.
一方,組み合わせタイプのHPLC(high performance liquid chromato graphy)では,除蛋白機能とカチオン交換機能を有する前処理カラムとセミミクロカラムを用いたHPLC法が注目されている.このセミミクロカラム法は,分析時間が短い,ピークの理論段数が高い(シャープであり),高感度である,さらに容離液が少なくてすむという優れた性質を有している.
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