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blaIMP遺伝子
著者: 中野忠男1 平松和史1 犀川哲典1 那須勝2
所属機関: 1大分医科大学附属病院検査部 2大分医科大学第2内科
ページ範囲:P.309 - P.311
文献概要
近年,MRSA(methicillin resistant Staphylococcus aureus)をはじめ,PRSP(penicillin resistant Streptococcus pneumoniae),ESBL(extended spectrum β-lactamase),BLNAR(β-lactamase negative ampicillin resistant),VRE(vancomaycin resistant Enterococcus)など新たな耐性菌が次々に報告され,今また緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)やセラチア・マルセッセンス(Serratia marcescens)などのグラム陰性桿菌で多剤耐性菌の増加が注目を集めている.このような菌は複数の耐性機序が複雑に絡み合っていることが多く,遺伝子の解析がその機序を解きほぐす手掛かりとなっている.
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