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技術講座 一般
色素法を用いた尿蛋白定量法
著者: 伊瀬恵子1 大澤進1 野村文夫2
所属機関: 1千葉大学医学部附属病院検査部 2千葉大学大学院医学研究院分子病態解析学
ページ範囲:P.339 - P.343
文献購入ページに移動尿蛋白定量法は,尿中に出現する蛋白が多種多様であるため測定法により反応性に差が生じる問題点が指摘されてきた.これを改善すべく種々の測定法が開発されてきた.現在,分析装置にも導入することが可能である色素法を採用する施設が増加している.しかし,比濁法と比べて蛋白種間差か少ない色素法にも,いまだBJPや低分子蛋白の反応性が低い測定法が存在している.これを認識したうえで,各施設の目的にあった測定法を選択することが重要である.
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