icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻4号

2002年04月発行

文献概要

今月の表紙

WPWとPseudo VT

著者: 岩田由香里1 桜井庸晴1 永江学2

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学病院臨床検査部 2聖マリアンナ医科大学病院超音波センター

ページ範囲:P.382 - P.382

文献購入ページに移動
 【解説】上段の心電図は,心拍数200〜300bpm,RR間隔は不規則で,P波が認められないwide QRS頻拍である.下段は頻拍停止後の心電図で,PQ短縮とデルタ(⊿)波が認められWPW症候群である.上段のwide QRS頻拍は,房室解離や心室捕捉は認められず,RR間隔が不規則で最も速い心拍で300bpmもあり,洞調律時の⊿波の極性と同じであることから発作性の心房細動がkent束を順行伝導して起こる偽性心室頻拍である可能性が高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?