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文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻5号

2002年05月発行

文献概要

オピニオン

インターネット技術の活用

著者: 仲宗根出1

所属機関: 1国立循環器病センター生理機能検査部末梢循環検査

ページ範囲:P.430 - P.430

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はじめに
 インターネットは現在ではなくてはならない.自分には関係ないと思っている場合でもその技術をどこかで利用している.このインターネットは「冷戦」時代の軍事情報伝達手段として1969年に米国防総省高等研究計画局(ARPA)が構築した4台のコンピュータを接続しただけのネットワークに端を発しているが,このインターネット技術の商業利用が1989年に認められてから今日のように爆発的に拡大した.もともと戦時下における情報伝達方法として,爆撃や人的ミスなどにより伝達経路の一部が機能しなくなっても,全体として伝達経路を確保できるように開発されたものなので,あるシステムを構築した場合,なんらかのトラブルが発生しても部分的機能停止のみでシステム全体としての機能停止に至ることは少ない.またインターネットの技術は世界的に普及した技術でありハード,ソフト面においてもコストパフォーマンスに優れている.従来,数百から数千万円(時には数億円)も掛けて構築していたデータ保管システムなどもインターネット技術下では数十から数百万円(数千万円)など,まさに桁違いの安さで構築可能となる.したがって,現在インターネット技術は種々な業界で情報伝達手段として活用されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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