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技術講座 生化学
ROC分析とカットオフ値
著者: 西野善一1 辻一郎1
所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野
ページ範囲:P.529 - P.532
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さまざまなカットオフ値における感度と特異度との関連を表示するROC(receiver-operating characteristic)分析は臨床検査におけるカットオフ値の決定や複数の検査間でその相対的な有用性を比較する際に利用されている.臨床検査における偽陰性(見逃し)と偽陽性(見過ぎ)とは一方が増加すれば他方が減少する関係にあるが,カットオフ値を決定するに当たっては,偽陰性と偽陽性とがもたらす不利益の大きさをそれぞれ考慮することにより,疾病の性質に応じた基準の設定がなされるべきである.
さまざまなカットオフ値における感度と特異度との関連を表示するROC(receiver-operating characteristic)分析は臨床検査におけるカットオフ値の決定や複数の検査間でその相対的な有用性を比較する際に利用されている.臨床検査における偽陰性(見逃し)と偽陽性(見過ぎ)とは一方が増加すれば他方が減少する関係にあるが,カットオフ値を決定するに当たっては,偽陰性と偽陽性とがもたらす不利益の大きさをそれぞれ考慮することにより,疾病の性質に応じた基準の設定がなされるべきである.
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