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文献詳細

雑誌文献

検査と技術30巻8号

2002年08月発行

検査じょうほう室 血液:知っていれば見落とさない

凝固検査における体温補正の必要性(その2)

著者: 福田篤久1 石田浩美1 久保田芽里1 小島義忠1

所属機関: 1大阪府立泉州救命救急センター検査室

ページ範囲:P.771 - P.773

文献概要

プロローグ
 最初に前回のおさらいを少ししておこう.
 脳低体温療法中の凝固機能異常すなわち凝固時間延長の主な原因が血小板数の減少よりも凝固因子の本体である酵素の活性低下に依存し,しかもその酵素の活性低下に関与するものはおおむね温度であろうことを述べた.そこで今回は,患者体温・測定温度(通常は37℃付近)・凝固時間の関係から疑問を紐解くことにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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