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技術講座 免疫
HCVコア抗原の検査とその意義
著者: 飯野四郎1
所属機関: 1医療法人静山会清川病院
ページ範囲:P.23 - P.28
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C型肝炎の診療において,血中のC型肝炎ウイルス(HCV)の存在と量を知ることは非常に重要である.従来,この目的のためには,HCV RNAの定性あるいは定量検査が用いられてきた.しかし,HCV RNAは保存上,安定性に欠け,また,測定上にさまざまな課題と注意点がある.そこで,B型肝炎のようにC型肝炎についても抗原測定が望まれてきた.これに応えて,最近,PCR法によるHCV RNA定量検査に匹敵するHCVコア抗原検査が登場してきた.
C型肝炎の診療において,血中のC型肝炎ウイルス(HCV)の存在と量を知ることは非常に重要である.従来,この目的のためには,HCV RNAの定性あるいは定量検査が用いられてきた.しかし,HCV RNAは保存上,安定性に欠け,また,測定上にさまざまな課題と注意点がある.そこで,B型肝炎のようにC型肝炎についても抗原測定が望まれてきた.これに応えて,最近,PCR法によるHCV RNA定量検査に匹敵するHCVコア抗原検査が登場してきた.
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