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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻10号

2003年09月発行

文献概要

増刊号 包括医療と臨床検査 第1章 総論―包括医療とは 1.包括医療の概念

2)アメリカにおける DRG/PPS

著者: 福田順一1

所属機関: 1㈳日本衛生検査所協会

ページ範囲:P.873 - P.877

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 はじめに

 1983年(昭和58年)ニューヨーク市で開催された第35回米国臨床化学会(American Association for Clinical Chemistry;AACC)で,初めて展示されたSPOT(satellite and physician's office testing)機器が注目を集めたが,同時にDRG(後述)という聞き馴れない言葉が会場を飛び交っているのに気が付いた.わが国の臨床検査業界でDRGという言葉を耳にし始めたのもこの頃からであった.以来20年が経過し,DRG/PPS(後述)の全貌と評価は既に明らかになっているが,DRG/PPSと検査サービスとの関連についてはあまり触れられていない.1993年,日衛協創立25年記念招待講演で,米国臨床検査所協会(American Clinical Laboratory Association;ACLA)のホープSフォスター女史がこれについて解説されたが,両者を併せ,最近までの動向を含めて紹介しご参考に供したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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