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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻10号

2003年09月発行

増刊号 包括医療と臨床検査

第1章 総論―包括医療とは 1.包括医療の概念

3)DPC

著者: 渡辺清明1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部中央臨床検査部

ページ範囲:P.878 - P.881

文献概要

 はじめに

 最近,新たに国から提示された包括医療のなかにDPCがある.これは疾患別の支払い方式の包括システムであり,特定機能病院の入院医療費について本年4~7月にかけて導入されたものである.DPCは名前を変えてはいるが旧DRG/PPS(Diagnosis Related Group and Prospective Pay-ment System,疾患別関連群包括支払い方式)に類似した包括医療方式である.いずれにしてもわが国にDRG様の包括医療は進展する可能性がある.このような包括医療がもし導入されれば臨床検査はかなりの影響を受け,特に臨床検査を実施している現場の臨床検査部門ではそれに的確に対応せざるを得ない状況にある.ここではDPCとその対応について私見を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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