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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻10号

2003年09月発行

文献概要

増刊号 包括医療と臨床検査 第2章 各論―疾患の診断治療のために最小限必要な検査

21.甲状腺機能亢進症,甲状腺機能低下症

著者: 家入蒼生夫1 沼部敦司1

所属機関: 1獨協医科大学臨床検査医学

ページ範囲:P.1075 - P.1079

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 わが国の包括医療制度は,まず大学病院の本院など特定機能病院等全国82施設で,入院医療を対象にDPC(Diagnosis Procedure Combination)により導入された.DPCでは,疾病の分類を14桁の番号を用いて,主要診断群(2桁),傷病名(4桁)以下,入院目的,年齢,手術の有無,処置の有無・内容,副傷病,重症度(意識障害の有無)を表記する.疾患の分類システムは,死因統計を目的に構築された国際分類ICD-10を基にしているので,今回の“最も医療資源を費やした傷病名”分類にそぐわない面が既に指摘されており,早い時期に今回の結果をみながら見直しが行われると思われる.

 甲状腺機能亢進症は,DPC分類最初の6桁は10-0140で,手術のない場合,ある場合(K462,バセドウ病甲状腺全摘・亜全摘術),その他の手術のある場合の3種類に区分されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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