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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻10号

2003年09月発行

文献概要

増刊号 包括医療と臨床検査 第2章 各論―疾患の診断治療のために最小限必要な検査

26.蛋白尿,血尿

著者: 伊藤喜久1

所属機関: 1旭川医科大学臨床検査医学

ページ範囲:P.1103 - P.1108

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 はじめに

 尿中には血清,腎尿路,生殖器由来のさまざまな蛋白が混在存在している.蛋白尿は総蛋白,あるいは個別成分が基準範囲を超えて尿中に排泄される生理,病的状態と定義される.一方,健常者では1日尿中に104~105個の赤血球が排泄されている.血尿は赤血球が基準範囲を超えて存在する病的状態である.両者は同時に,あるいは互いに独立して,腎尿路,泌尿器を主に,全身性の生理・病的状態において認められる.ここでは,蛋白尿と血尿とを便宜上分けるが,適宜関連性を示しながら解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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