文献詳細
文献概要
病気のはなし
食物アレルギー
著者: 三宅健1
所属機関: 1三宅小児科
ページ範囲:P.1174 - P.1178
文献購入ページに移動新しい知見
食物アレルギーとは広義には,食物を食べることが原因で起こるさまざまな症状を意味するが,特に症状の裏付けとして,免疫反応が証明される場合を狭義の食物アレルギーと呼ぶ.ここでは免疫反応,特にIgE抗体を介する即時型食物アレルギーについて解説する.
疫学的には食物アレルギーの好発年齢は0歳,1歳の低年齢児に多く,年齢とともにその頻度は少なくなる傾向がみられる.食物アレルギーの原因は年齢によって異なり,乳幼児では卵,牛乳,小麦が多く,成人ではエビ,カニ,ソバなどが多い.
2001年にアレルギー物質を含む成分表示について,卵,乳または乳製品(牛乳,ヤギ乳などを含む),小麦,ソバ,ピーナッツの5品目が法令により,表示が義務化された.この法令に伴って,加工食品にこの5品目が含まれているかを証明する必要性が生じた.
食物アレルギーとは広義には,食物を食べることが原因で起こるさまざまな症状を意味するが,特に症状の裏付けとして,免疫反応が証明される場合を狭義の食物アレルギーと呼ぶ.ここでは免疫反応,特にIgE抗体を介する即時型食物アレルギーについて解説する.
疫学的には食物アレルギーの好発年齢は0歳,1歳の低年齢児に多く,年齢とともにその頻度は少なくなる傾向がみられる.食物アレルギーの原因は年齢によって異なり,乳幼児では卵,牛乳,小麦が多く,成人ではエビ,カニ,ソバなどが多い.
2001年にアレルギー物質を含む成分表示について,卵,乳または乳製品(牛乳,ヤギ乳などを含む),小麦,ソバ,ピーナッツの5品目が法令により,表示が義務化された.この法令に伴って,加工食品にこの5品目が含まれているかを証明する必要性が生じた.
掲載誌情報