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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻11号

2003年10月発行

文献概要

技術講座 生化学

血中薬物濃度測定(1) DIG,THE,PHT,PB,VAP,CBZ

著者: 細矢睦子1 神白和正1

所属機関: 1東京都立大塚病院検査科

ページ範囲:P.1179 - P.1184

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新しい知見

 血中薬物濃度測定法の1つである酵素免疫測定法(enzyme immunoassay;EIA)は1980年ごろ開発がなされ,血中薬物濃度測定専用機(専用試薬),汎用自動分析装置に搭載できる試薬が数社から発売され現在では多くの臨床検査室で利用されている.しかし,安全性,効率性,簡便性,経済性などの利点ばかりでなく測定機器や測定試薬などによる測定誤差,使用する抗体の特異性が及ぼす影響(交差反応性)などの問題点を理解したうえでデータを提供しなければならない.また,診療報酬の見直しが叫ばれている昨今,検査に対する保険点数の削減が目立つなか,血中薬物濃度に対する保険点数は増加し,特定薬剤治療管理料として維持されていることから考えても,その重要性がうかがえる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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