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文献詳細

雑誌文献

検査と技術31巻11号

2003年10月発行

技術講座 免疫

HIV抗体精密測定とデータの読みかた―全自動化学発光分析の普及に沿って

著者: 関口仁1

所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.1185 - P.1192

文献概要

新しい知見

 HIV抗体検査を実施する際は,必ず患者の同意を得る必要があるため,他の感染症項目(梅毒,HBV,HCV)に比べ依頼数はやや少ないが,各施設で日常的に測定される項目となっている.近年,HBs抗原やHCV抗体の測定は自動分析装置で行っている施設が多く,HIV抗体も一緒にオーダーされることも多いため,同一の機器で測定するようになってきている.

 HIV抗体検査は定性法であるため機器から出力されるカットオフインデックスなどの情報は,陽性か陰性かの判別に用いられるものではあるが,その数値によりある程度の情報が得られることがある.全自動分析装置の普及に沿って得られるようになったこれらの情報を,どのように活用できるのか,自施設での経験を基にデータの読みかたについて紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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