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腹部超音波像(子宮)
著者: 永江学1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学附属病院超音波センター
ページ範囲:P.1203 - P.1203
文献購入ページに移動 【解説】 図1は36歳女性で,月経困難で来院した患者の超音波縦断像である.子宮の中央部にライン状の内膜像を認め,子宮全体はび漫性に均等に肥厚し結節像は認められない.子宮腺筋症の超音波像である.子宮腺筋症は内性子宮内膜症ともいわれる.子宮腺筋症の正確な診断はMRIが最も優れている.
図2は42歳女性で,下腹部痛および過多月経で来院した患者の超音波縦断像である.子宮頸部付近に境界明瞭な結節性病変が認められ,内部エコーは深部にいくに従い減衰を示している.子宮筋腫症例の超音波像である.子宮筋腫の診断は超音波で容易に行えるが良性悪性の鑑別は困難である.Gn-Rhanalogue投与例での経過観察に超音波検査は有用な方法である.子宮筋腫には粘膜下筋腫,筋層内筋腫,漿膜下筋腫,有茎性筋腫に分けられ,有茎性筋腫では卵巣腫瘍との鑑別が困難である.
図2は42歳女性で,下腹部痛および過多月経で来院した患者の超音波縦断像である.子宮頸部付近に境界明瞭な結節性病変が認められ,内部エコーは深部にいくに従い減衰を示している.子宮筋腫症例の超音波像である.子宮筋腫の診断は超音波で容易に行えるが良性悪性の鑑別は困難である.Gn-Rhanalogue投与例での経過観察に超音波検査は有用な方法である.子宮筋腫には粘膜下筋腫,筋層内筋腫,漿膜下筋腫,有茎性筋腫に分けられ,有茎性筋腫では卵巣腫瘍との鑑別が困難である.
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